すすきのしっぽ

西日を透かした

すすき


お狐さんみたいね


笑う私に


きつねさんの

尾っぽみたいね


そう

あの子は笑った


引いた

小さな手が


秋風に

揺さぶられない様に


一回り大きくなった

私の右手が


丁寧に包み込んだ



あの子

まだ小さいかったのよ



あんなに

小さいな子に

何が出来るのだろう


あの娘

あんなに

小さかったのに


いつの間にか

居なくなっちゃった


西日で伸びた

影さえも


まだ

幼さなかった


親から

離されるには

まだ


小さすぎるのにね



秋風が

着物の裾を捲る

素肌に触れた

冷たい風は


西日の中

私の太ももに


しがみつく


伸びた影は

邪魔はしない




右手の

人差し指を横にして

唇で噛む


いつか見た

お稲荷さんが

そうしていた



おまじないね


どうか

元気で居ますように

どうか

心細く泣いていませんように




二人はツインレイ twinray reborn

kumiです ツインレイのお二人は 再生されながら宇宙へと繋がります そして あなたの辿った その道は 少し後ろを歩く どなたかの道標になります