想いを汲むこと

やっぱり

今日も雨


悲しみって

上手く

誰かには伝わらない


雨降りの日に咲く

傘が


私の涙を

隠してくれる


悲しみの多くは

強さとして

語られる


悲しみが生んだ強さ


それが

一層

私を


悲しくさせる


私が生んだのは

強さじゃない


開いた傘が

雨粒をはじいても


隠れて

弾けた

涙粒は


誰にも気づかれることはない


やっぱり

今日も雨


丁度いい

悲しみを隠すには


今日の雨は

私にとって

都合がいい


濡れる私の胸元を

胡麻化すには

丁度いい雨降りね


傘で隠しきれない

悲しみが

いつか


ひとりでに


強さとして

歩き始めてしまうなら


鈍い痛みを持ったって


この悲しみは

無かったことにする


こんな悲しみ


無かったことにする

閉じた傘の中



雨の中

咲いた傘を

花に見立てて


笑顔くらいは上手に

咲かせられる


陽の差さない今日

映える


笑顔の

一つくらい

私にだって


咲かせられる





この国は

本音を伏せる国

そして


この国は

本音を放つ国


どれだけの

本当が

抑えられたのでしょうか


こんなちっぽけな


そう口にする女性


その一人の存在が

遠い昔から

私達に

託した想いとは

一体どんなものなのでしょう


生まれて良い


強さって


何でしょう


悲しみが書き換えられた

強さは

今日も


どこかで

歩いているのでしょうか



あんな

小さな傘一つに

隠そうとした


本当の思い


あなたは

どこまで


汲んであげられますか










二人はツインレイ twinray reborn

kumiです ツインレイのお二人は 再生されながら宇宙へと繋がります そして あなたの辿った その道は 少し後ろを歩く どなたかの道標になります